CCUS(建設キャリアアップシステム)とは。。

通勤途中の建設現場で「建設キャリアアップシステム」と書かれたボードが貼ってありました。

弊所でもCCUS代行登録をさせていただいておりますが、初めて実際の現場でCCUSのマークを見つけました。

そこで今回はCCUSについてお伝えします。

 

＜CCUS：キャリアアップシステムとは？＞（Construction Career Up System）の頭文字をとったもの

このシステムは建設現場で働く方々の資格や就業履歴を蓄積していくシステムです。

 

＜事業者様へのメリットは？＞　効率的に情報を管理することができる

各技能者様の保有資格や就業状況等がICカードでの入退場の管理することができます。

またグリーンサイトとの連携もできるので便利です。

 

＜事業者様へのデメリットは？＞　手続きが煩雑で費用がかかる

登録には様々な書類が必要となり、パソコンでの入力作業が面倒と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

また下記のような登録費用が必要となります。

 

＜申請完了からIDカードがお手元にカードが届くまでの期間＞：約１カ月程度

申請及び支払完了後、審査となり、お手元にカードが届くまでに約1か月程度かかります。

 

＜費用について＞概ね下記費用が必要となります。

 

１）事業者登録料：登録料は事業者の資本金額をもとに決まり、登録の有効期限は5年間。

例）１人親方：無料　５００万円未満の資本金（個人事業主も含む）6,000円

 

２）技能者登録料（建設キャリアアップカードの発行に必要となる料金）　

インターネットで登録の場合

（１）簡略型：2,500円/人

（２）詳細型：4,900円/人

カードの有効期限は年齢によっても異なります。

 

3） 管理者ID利用料

１IDあたり　一年間　11,400円（税込み）
一人親方の方の管理者ID利用料は、2,400円

 

4）現場利用料

１人/日あたり　同じ現場の場合　10円（税込）

作業人数や作業状況によってカウントされます。

 

＊諸条件により、利用料も異なっております。

 

CCUSの登録は事業主の方々のためだけでなく、技能者の方々の経験証明になったり、資格取得など技能向上のモチベーションにもつながりそうです。また最近では、建設現場で働く外国人の方のビザ申請にもCCUSへの登録が必要とされているとのことで、弊所でも代行登録の依頼を受けることがあります。また、経営事項審査のたくさんの書類を準備する際、、新しい加点ポイントとしてCCUSが追記されていました。。

 

今後、CCUS導入をご検討されている事業所様がありましたら、お気軽にお問合せください。

 

担当　小栗